ナザール

数年前からサトウ製薬のナザールを使っている。際立って花粉症というわけでもないのであるが、鼻水、鼻詰まりのトラブルに、ナザールは僕にとって効果てきめんだからだ。それまでは、他社の製品を使用していたが、まったく効果がなかったので、鼻腔内のスプレー製剤は効かないものと考えていた。しかし、知り合いのナースがたまたまナザールを使用しているのを知り、だめもとで購入してみたら、これが効いた。


昨年暮れに、使用していたナザールが切れたので、薬屋でナザールスキットというのを購入した。スキットというぐらいだから、爽快な気分にさせてくれるのかな、ぐらいな気持ちで買ったわけだ。ところが、使ってみるとナザールとは使用感が全く違う。喉の感覚が鈍感になるとともに嚥下が緩慢な感じになってしまうのだ。まるで、胃カメラ飲む時のキシロカインうがい薬みたいだな、と思って能書をよく見ると、リドカインが0.5%含まれていた。いや、まさにキシロカインそのものだったわけだ。数ヶ月を経て気づく自分も自分だが、鼻炎スプレー薬に表面麻酔剤が含まれていようとは夢にも思わなかったので、変な感じのナザールぐらいにしか思わなかったのだ。


本日ナザール(プレーン)を購入。サンロードで698円なり。

2月の受診結果

今日はバレンタインデーだったが、職場ではひとつもチョコをもらわなかった。
つまり、それほど、DMであることが周りに浸透したということだ。


で、そんな日に病院受診。
ここ1ヶ月のFBSから推測するに、コントロールはそれほど良くないと自己評価していたのだが、HbA1cは6.2%で前月より0.1ポイント減に収まってしまった。この結果を受けて、ラピッドが2-4-6、ランタスが10に変更された(従来は2-4-8の8)。医師的には1型を疑っているらしく、次回の検査で項目追加。


内科受診後に眼科受診。コンタクトが合わなくなってきたので、コンタクトの処方できるかと尋ねたところ、第1第3木曜にメーカがやってきて測定するとのことであった、メーカのひも付きは御免被りたいのでパス。眼底検査の結果は所見なし。

オプチクリックの仕様

最近、オプチクリックはいったんダイアルを回すと、逆回しをしても表示が00に戻らず、01で止まってしまうことに気がついた。ノボ系のペン型インスリンが普通に00に戻るのとは好対照である。00に戻らないと何が困るかっていうと、ランタスの残りが少なくなった時に、果たして翌日単位数がもつかどうかを確かめたい時に、ダイアルを回して確かめるという手段がとれないことがひじょうにまずい。ダイアルを回す時には、その場で打つことが前提となる。


たとえば、次のようなケースを想定してみよう。
翌日の出張で、ランタスを持参する際に、僕の場合だとためし打ち2単位、投薬量8単位の都合10単位が残っているかが関心事なので、前日に確かめておきたい。ノボ系のインスリンなら、ダイアルを回して、目盛りが10単位以上になるまで回すことができるかを確認すればよい。しかし、オプチクリックでは、ダイアルを回して10単位以上を表示できるかを確かめることはできるのだが、逆回ししても01までしか戻らないため、翌日、規定量を打つためには、11単位以上あることを確かめないといけないのだ。


翌日、確実に空打ちをしてから打つのであれば問題ないが、時間とかの関係で、空打ち抜きでいきなり注射することになった場合には、8単位に合わせても、実質的には9単位薬液が注射されることになってしまう。実際やったことはないが、いったんデジタル表示が切れると、次に表示させた時には00に戻ってしまうであろうからだ。ダイアルを戻してもなぜ、00に戻らないのか。変な仕様である。

ぎっくり腰

今朝、顔を洗っている最中に咳をした瞬間、腰に衝撃が襲いかかった。これがぎっくり腰というものか、と思い知った。若い頃から、よくぎっくり首になるので、「ぎっくり」の感覚は熟知しているつもりだが、それが腰にくると結構きつい。


安静がいちばんと言われているが、寝ていてもなんだかしっくり来ないし、良くなる感じがしない。かといって、座るのはもっとつらい。いろいろ試した挙げ句、立位が最も楽だということがわかった。まあ、たぶん比較的軽い症状だったようなので、サロンパスを腰に貼って様子を見た。


腰を痛めるのはおそらく初めてのこと。痛めて気がついたのは、思わず腰をかばう動作は、腰を痛めないように行なう動作とまったく一緒だということだ。何かを持ち上げる時にはデッドリフトよろしく自然に腰を伸ばして、大腿の筋肉をフル活用して体全体で持ち上げようとする。腰に負担をかけない動きは、腰を痛めた時に自然に出る動きと同等、という考えてみれば当たり前のことが確認できたのが収穫。

2008年1月の受診結果

さすがに、暮れと正月を経たせいか、HbA1cは6.3%で治療開始して以来、初めて前回の値を上回った。自分としてはそんなに不摂生をした認識はないのだが、やはりそこは暮れから正月にかけてのマジック、と言わざるを得ない。


半年に1度受診することになっている眼科の診療予約を入れるために、内科診察後、眼科に寄ったのだが、次回の内科受診日に合わせて予約を入れようと思ったら、午前中は一杯、午後も15:00からしか空いておらず、やむなく15:00からの予約を入れる。散瞳剤を使うので、できるだけ早めに眼科を終わらせて、内科診察中にクスリが切れるのを待つという戦略はあえなく失敗。


インスリンの処方は前回と変わらず、ラピッド2-4-8のランタス0-0-8。12月31日と1月2日の夕飯後に低血糖症状が出たことに鑑み、ヤバいと思ったら適当にインスリン減量するよう指示される。

小学生にメタボ診断とは

中日新聞は1月10日、小学生にメタボ診断 愛知県、新年度から実施と題する記事を掲載していた。


いわく「メタボ対策は子どものうちから−。小学生を対象にしたメタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)の診断と生活習慣の改善指導に、愛知県が乗り出す」とのこと。「肥満の子どもが増える中、新年度から3年間にわたり、モデルに選んだ4年生数百人のおなか周り(腹囲)や血糖値などを測り、改善指導が結果に結びついているかを継続して調査」するらしい。


「メタボ対策は子どものうちから」って、新たな市場の開拓かよ。
じゃあ、愛知県でどんだけ肥満が増加しているのか、と思って記事をつぶさに見ていくと「文部科学省の学校保健統計調査によると、2007年度、肥満傾向にある子どもの割合は、小学4年生で9・22%と、約20年前の1989年(7・25%)に比べ約1・3倍に増加。愛知県では07年度、肥満傾向にある小学4年生は8・62%だった」との記述。


全国的にもこの20年間で2ポイント足らずの増加に過ぎず、愛知県は全国平均を下回っている。これは、煽り過ぎじゃね。ちょっと前まで、欠食児童やダイエット児童が問題になってなかったっけ?


中日新聞より引用:

小学生にメタボ診断 愛知県、新年度から実施
2008年1月10日 夕刊
 メタボ対策は子どものうちから−。小学生を対象にしたメタボリックシンドローム内臓脂肪症候群)の診断と生活習慣の改善指導に、愛知県が乗り出す。肥満の子どもが増える中、新年度から3年間にわたり、モデルに選んだ4年生数百人のおなか周り(腹囲)や血糖値などを測り、改善指導が結果に結びついているかを継続して調査。効果的な予防策や生活習慣の確立を目指す。
 子どものメタボ診断は昨年、厚生労働省の研究班が6−15歳を対象にした診断基準案をまとめた。県によると、自治体が実際に集団で小学生を診断し、継続して指導するケースは初めてという。
 研究班の診断基準では、腹囲が小学生で75センチ以上、中学生で80センチ以上あり、血圧や血液検査で基準値を上回る項目が2つ以上あると同症候群と診断される。
 県は県内の1つの市をモデルとし、市内の全4年生を対象に腹囲や血圧、空腹時の血糖値、検尿などの検査を年1回実施して、研究班の基準に合った子どもを選定。あいち小児保健医療総合センター(大府市)の医師や保健師、栄養士らでつくる専門家のチームが毎日の食生活や運動メニューなどを個別に指導する。基準に達していなくても、数値が高い“予備軍”の子どもも指導対象とする予定だ。
 同センターは検査値の推移や指導結果を分析し、県独自の診断基準や運動・栄養療法を研究する。
 子どもがメタボ対策に取り組むことで、メタボ世代の親の意識も高めようと親子の調理実習やスポーツ教室の開催も計画、全世代にわたる生活習慣病対策を進める。
 3年間はモデル事業として1市だけで行い、成果を確認しながら他の市町村などへ広げていく。
 ただ、医学関係者の中には「子どもの成長には個人差があって、一定の基準に当てはめるのは医学的に無理がある」「メタボと診断された子がいじめられる可能性がある」と子ども対象の診断を疑問視する声もあり、県は柔軟な診断基準の運用や、プライバシーを守る通知方法を考えていく。
 文部科学省の学校保健統計調査によると、2007年度、肥満傾向にある子どもの割合は、小学4年生で9・22%と、約20年前の1989年(7・25%)に比べ約1・3倍に増加。愛知県では07年度、肥満傾向にある小学4年生は8・62%だった。

ランタスとレベミルの違い

Nikkei Medical Onlineは1月7日、持続型インスリン、デテミルとグラルギンの違いは?(前編)、と題する記事を掲載していた。サブタイトルは「持続時間は互角といえるか」である。


昨年12月14日にわが国でも発売されたばかりの持続型インスリン製剤「インスリンデテミル」(商品名レベミル)と、同様の持続型インスリン製剤である先発の「インスリングラルギン」(商品名ランタス)とを、持続時間の観点から比較したというわけである。


この記事の結論は、ランタスとレベミルも持続時間は24時間であまり違いはないだろう、という結論を出している。しかし、I型糖尿病のケースでは、ややレベミルのほうが24時間経過する前に薬効が落ちているようにもみえることから、継続的なデータの蓄積が求められるというような締めくくりであった。


ランタスユーザの私としては、デテミル発売後も、引き続きランタスを使い続けよう、と思わせたという点で、この記事を評価したい。