オプチクリックの仕様

最近、オプチクリックはいったんダイアルを回すと、逆回しをしても表示が00に戻らず、01で止まってしまうことに気がついた。ノボ系のペン型インスリンが普通に00に戻るのとは好対照である。00に戻らないと何が困るかっていうと、ランタスの残りが少なくなった時に、果たして翌日単位数がもつかどうかを確かめたい時に、ダイアルを回して確かめるという手段がとれないことがひじょうにまずい。ダイアルを回す時には、その場で打つことが前提となる。


たとえば、次のようなケースを想定してみよう。
翌日の出張で、ランタスを持参する際に、僕の場合だとためし打ち2単位、投薬量8単位の都合10単位が残っているかが関心事なので、前日に確かめておきたい。ノボ系のインスリンなら、ダイアルを回して、目盛りが10単位以上になるまで回すことができるかを確認すればよい。しかし、オプチクリックでは、ダイアルを回して10単位以上を表示できるかを確かめることはできるのだが、逆回ししても01までしか戻らないため、翌日、規定量を打つためには、11単位以上あることを確かめないといけないのだ。


翌日、確実に空打ちをしてから打つのであれば問題ないが、時間とかの関係で、空打ち抜きでいきなり注射することになった場合には、8単位に合わせても、実質的には9単位薬液が注射されることになってしまう。実際やったことはないが、いったんデジタル表示が切れると、次に表示させた時には00に戻ってしまうであろうからだ。ダイアルを戻してもなぜ、00に戻らないのか。変な仕様である。