朝抜き
今日は9時から会議があるというのに、起きたのが何と8時20分で、当然朝飯抜きで、あたふたと職場に向かうことになった。
もちろん、インスリンも抜き、ということになるわけだが、インスラーのみなさんはこういう場合どのように対処されておられるのであろうか。
朝抜いたからといって、1食分余計に食べるということもないので、1日で考えれば、ラピッドが12単位入るところが、8単位しか入らないことになる。しかし、食後の血糖上昇に伴うすい臓からのインスリン分泌を補うという本来の意味を考えれば、朝飯抜きならば朝のインスリン注射を抜くというのは理にかなった行為とも言えるであろう。
かといって、3時にたまたまお茶菓子が出たような時にわざわざインスリンを打つかといえば、そんなこともない。
とはいえ、逆に、アクトスやアマリールのような内服薬は、1日の血中濃度を考慮して処方されている。当然、1日3食が前提だ。朝飯を抜けば、それらの薬剤の血中濃度は無駄に高い、ということになろう。
余裕を持って起きればいい、という結論になるのだろうが、そうもいかない時がある。そういうときにどうするかを考えていくのがこれからの医療、という気もする。