マゴットセラピー

読売新聞YOMIURI ONLINEは9月14日「マゴットセラピー ウジが救う糖尿病壊疽」と題する記事を掲載していた。


いわく、「糖尿病を患って十数年になる兵庫県の50歳代の男性Aさんは昨年11月ごろ、左足のかかとと土踏まずに小さな水ぶくれができた。やがて膿がたまり、体がだるくなって熱も出た。今年1月、細菌に感染して壊疽を起こしていると診断された。患部は深くえぐれ、敗血症も起こしており、足の切断も覚悟したが、5月からハエの幼虫に患部を食べさせる「マゴット(ウジ)セラピー」を受け、症状はみるみる改善した」とのこと。


マゴットというと何のことやらわからないが、早い話がハエの幼虫。無菌状態で育てたヒロズキンバエの幼虫に患部の壊死した組織を食わせるということだ。マゴットセラピーの効果は、壊死した組織の除去にとどまらず、薬で殺せない多剤耐性菌まで撃退するので、感染症の緩和と予防にも寄与するという。


治癒の仕組みが正確なところはわかっていない、という根本的な課題もあるが、英、米、豪、独、イスラエル医療保険の適応となるなど、治療効果に関して認めている国も多い。
関連サイトは以下の通り。
マゴット治療ホームページ http://www.icn-jp.com/~maggot/
株式会社バイオセラピーメディカル http://www.btmcl.com/