朝食前BSが減ってきた理由

7月に入って朝食前BSが減ってきた。この理由として有力なのが、運動を始めたということだ。種目はテニス、と言ってもWiiだが。


Wiiといってもバカにできない。テニスに限って言えば、感触はかなり現実のものに近い。慣れてくると、方向はもちろん、スライスやドライブを打ち分けることもできる。結構自分はパワーテニスを展開するので、3セット先取制で1マッチやるとかなり脈が上がっている。いまでは熟練度1300で「プロ」と呼ばれている。


リアルなテニスと違って、コートの予約もプレーの相手も必要ないので、長続きするという点では、こちらのほうが断然優っていると思う。Wiiテニスの成功した点は、自分の運動に熟練度という指標で付加価値を付けたことにある。そういう意味では、DMになってからよく勧められるようになった速歩なんかと比べると、Wiiの卓越性が際立つ。


経験からいうと、BSは運動以外にも食事量、薬の効きなど、影響要因が多いので、運動がそのまま血糖値の低下と直に結びつかない場合がある。だから、運動の効果を知るためには、運動を継続した上で、血糖値の移動平均などを見ていく必要がある。つまり、運動の成果を実感するには時間がかかるのである。換言すれば、運動の成果をインセンティブとして運動を継続するのは至難の業ということだ。これは成果が体重という直接的な指標で感知できるダイエットとは決定的に異なる点だ。



長続きするかもしれないウォーキングやジョギング、という観点から最近注目しているのは、たとえばGARMINなどのハンディGPSを利用した運動情報記録システムだ。これは、おそらく、少なくとも最初のうちは面白がって走るかもしれない、と思わせる商品だ。これで本当に長続きするためには、自分の運動にどれだけ付加価値を付けられるかということに尽きると思う。いざ買ってみたら、実は万歩計ほどの付加価値しかつかないものかもしれず、だとしたら、現在の値段では購入はちょっと躊躇してしまう。